【報告】「第12回 渡来人の里フォーラム」盛況裡に終了

【報告】「第12回 渡来人の里フォーラム」盛況裡に終了

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6月14日(日)、第12回「渡来人の里フォーラム」を開催しました。当会と日高市、高麗郡建郡1300年記念事業日高市実行委員会と当会学術研究組織の高麗浪漫学会が主催、コリアンワールドの企画協力で実現しました。

 

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会場の日高市文化体育館ひだかアリーナには、700名の参加者が集まり、熱気に包まれた中での開催となりました。

 

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飛鳥と高麗のそれぞれの古代衣装で参加者の眼を楽しませました。

 

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講演前に主催者として挨拶した日高市長の谷ケ崎照雄氏(左)と、(一社)高麗1300の大野松茂理事長

 

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演壇に立ったのは、奈良県明日香村長の森川裕一さんと女優の中野良子さん。森川さんは、「明日香まるごと博物館 ~日本誕生の地“飛鳥”の魅力~」というテーマで、飛鳥の魅力を紹介しながら高麗郡との歴史的つながりについて触れるとともに、明日香フィールドミュージアムの見どころや明日香まるごと博物館づくり構想などについて紹介しました。また、「足元からはじまる幸せ」という演題で講演した中野良子さんは、自身の見聞をもとに、さまざまな人の心の働きについて触れ、1300年前の人たちに思いを巡らせ心の交流を図ることの大切さを強調しました。

 

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後半のプログラムではパネルディスカッションを実施、高麗神社宮司・高麗浪漫学会の高麗文康副会長がコーディネータを務め、森川裕一明日香村長、中野良子さん、谷ケ崎照雄日高市長、大野松茂当会理事長の4人がパネリストとして参加し、1時間に渡って、1300年の歴史をどう学び、どのように見える化を進めていけばいいか、などをテーマに意見交換を行いました。

参加者は、日高市はもとより、県内からは、飯能市、鶴ヶ島市、川越市、毛呂山町、越生町など旧高麗郡域市町やさいたま市などから。また東京都をはじめ群馬県や茨城県など県外からも。「明日香村と高麗郡が歴史的につながっていたことに驚いた」「森川村長の取り組みがよく分かった。高麗郡も歴史の(を活かした)まちおこしに期待したい」「二人の講師(森川村長、中野さん)が、日高市の良さ(魅力ある歴史や自然)を教えてくれた」という声が聞かれました。

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会場入口のロビーでは、高麗郡の概要が解るパネルを展示、多くの来場者が足を止めていました。