佐藤教授が600人に「古代日本と東アジアの関係」を解説!~ 第2回公開歴史講演会~

佐藤教授が600人に「古代日本と東アジアの関係」を解説!~ 第2回公開歴史講演会~

第2回公開歴史講演会を開催!
「高麗郡建郡と東アジアの交流」講師:佐藤 信・東京大学大学院教授

2015年7月5日(日)日高市文化体育館 ひだかアリーナにて、第2回公開歴史講演会
が行われました。雨模様の中、開演1時間前から聴講者が来場し、その人気がうかがえました。受付のあるロビーに掲示された、高麗郡の歴史を解説したパネルを熱心に見入る人も多くいました。来場者は、昨年をも上回り、満席となる600名でした。

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パネルを熱心に見入る来場者

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30分前倒しで開場(受付風景)

 

 

 

 

 

 

 

 

予定通り午後1時に始まった開会式では、主催者を代表して、谷ケ﨑照雄日高市市長が挨拶、続いて一般社団法人高麗1300の大野松茂理事長が挨拶を行いました。

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挨拶する谷ケ﨑照雄市長

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挨拶する大野松茂理事長

 

 

 

 

 

 

 

 

第一部の歴史講演会は、「高麗郡建郡と東アジアの交流」と題して、佐藤信教授(東京大学大学院)が、7世紀の白村江の戦い前後は多くの百済・高句麗・新羅の人々が渡来してきた事実を、「日本書紀」等の文献を紹介しながら、東アジアとの交流が盛んであった大和王権の姿や地方豪族と渡来人の関係から解説しました。

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講演する佐藤信教授

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熱心に聞き入る来場者のみなさん

 

 

 

 

 

 

 

 

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第二部のトークセッション

休憩をはさみ、第二部のトークセッションは、
コーディネーター:中野高行 (高麗浪漫学会理事)
パネリスト:佐藤 信 教授
須田 勉 (国士舘大学教授)
荒井 秀規 (元明治大学講師)
で行われました。

 

 

 

 

須田教授は考古学の立場から、古代寺院の伽藍配置や瓦から高句麗、百済の影響を語り、荒井氏は東国・武蔵国の渡来人年表ほかを使い、東国の発展に寄与した渡来人の姿を解説しました。高麗郡の廃寺の発掘に携わった高橋一夫高麗浪漫学会会長も登壇し、その概要説明と共に、高麗郡の古代寺院の特殊性を提起し、会場を盛り上げました。

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佐藤 信 教授

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須田勉教授

 

 

 

 

 

 

 

 

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荒井秀規高麗浪漫学会理事

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高橋一夫高麗浪漫学会会長

 

 

 

 

 

 

 

 

聴講者の熱が冷めぬまま、午後4時半に無事、歴史講演会は閉会しました。