【報 告】第6回高麗郡公開歴史講演会終了 小笠原先生の講義が聴講者に大好評 7/14(日)

【報 告】第6回高麗郡公開歴史講演会終了 小笠原先生の講義が聴講者に大好評 7/14(日)

去る7月14日(日)、日高市生涯学習センター視聴覚室を会場に「第6回高麗郡公開歴史講演会」を開催しました。130人を超える事前申込み者のうち、当日は136人の参加者を得て、会場はほぼ満席状態となりました。以下、簡単に報告いたします。

タイトル: 古代の大津宮遷都と山城国の高麗寺造営の実態および武蔵国の高麗郡成立との関連を探る

実施期日: 2019年7月14日(日) 13:30~16:30
実施会場: 日高市生涯学習センター2階 視聴覚室
参加者数: 136人(会員32名、一般87名、スタッフ関係者17名)

 

 

 

 

実施内容: 小笠原好彦先生(滋賀大学名誉教授)の講演およびトークセッション(コーディネーター・須田勉会長、コメンテーター・柿沼亮介理事)

小笠原先生はボードを使って講義

解りやすいと、聴講者に大好評だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

事業の成果:古代寺院跡の発掘を専門にしていた滋賀大学名誉教授の小笠原先生をお招きして、高句麗との関係性が深い高麗寺についてご講演いただいた。高麗寺跡は、京都府の南端部、木津川市の上狛にある京都府最古の古代寺院である。調査の結果、当初は高句麗からの外交使節を受け入れる館があったとみなされている。この館が、高麗寺の前身施設で、その後、高句麗が668年に滅亡したため、天智天皇が高句麗を弔う高麗寺に改修したと理解されている。この高麗寺と飛鳥の川原寺や、天智天皇が造営した崇福寺との関係性についても解説され、聴講者を魅了する大変わかり易く、エネルギッシュな講演であった。ホワイトボードを使っての熱の入った講義のあと、高麗寺など関連の写真をスライドで紹介した。

トークセッションは熱い議論が展開された