【報 告】高麗郡古代寺院を巡り日高の山間コースを歩く・・・第4回高麗のふるさと歴史ウオーク 5/19(土)

【報 告】高麗郡古代寺院を巡り日高の山間コースを歩く・・・第4回高麗のふるさと歴史ウオーク 5/19(土)

2018年5月19日(土)、JR高麗川駅を9時に出発し、45人が高麗郡古代寺院の大寺廃寺と高岡廃寺を訪ねた。高麗郡にはほぼ同時期に3つの寺が建立されている。一つは昨年の第1回で訪ねた「女影廃寺」。今回は残りの二つを訪ねる歴史ウオークである。さらに日本高麗浪漫学会会長の須田勉先生が同行、現地解説ばかりでなく、公民館での「歴史講座」まで開いた。

一行は、高麗川駅から県道飯能寄居線バイパスを通り、天神社へ。そこから宿谷川を渡り大寺廃寺へと向かった。

大寺廃寺に到着

日高市教育委員会で立てた解説板がある

 

 

 

 

 

 

 

 

大寺廃寺は、一部礎石が残っており当時を偲ぶことができる。須田先生が資料をもとに解説した。はやり現地での解説は説得力があり解りやすい。ぜひ訪れていただきたい遺跡だ。

現地での話は「なるほど」の連続だ

資料を見ながら須田先生の解説を聞く

 

 

 

 

 

 

 

 

大寺廃寺からは、日高市ハイキングコースを歩き、富士山(高麗富士と勝手に名づける)を北・西から回り込み滝沢の滝方面へ向かう。日高市のハイキングコースは、日和田山方面がポピュラーだが、富士山や白銀平周辺もきれいに道が整備され緑の中を歩く快適なコースだ。

滝沢の滝へ向かう途中から清流・高岡へ抜ける山道に入る。

滝沢の滝方面から清流へ抜ける峠は急勾配

森の中は涼しく快適。一歩一歩ゆっくりと登る

 

 

 

 

 

 

 

 

登り降りで500mほどだが、傾斜がきついので、ゆっくりと一歩一歩登る。頂上で一休み。これから高岡廃寺へと向かう。駒高から降りてくる道路に出て下る。途中高岡廃寺があった付近で休憩、残念ながら廃寺跡はゴルフ場のフェアウェーの中。近くへ行くにも山の中を下草をかき分けていくことになる。一行は高岡廃寺があったと思しき風景を脳裏に焼き付け、高麗公民館へと向かう。

高麗川を渡る

高麗川沿いから「古道入口」を入る

 

 

 

 

 

 

 

 

高麗川を渡り、高麗川遊歩道へ降りると、すぐ「古道入口」の札を入る。高麗公民館裏へ出る。
12:45公民館に到着。昼食をとったあと須田先生の「高麗郡古代寺院」の講義となった。

お弁当を食べた後、講義がはじまる

講義に熱が入る須田先生

 

 

 

 

 

 

 

 

高麗郡の三廃寺について、それぞれの役割や性格、遺物からの特徴など、興味が深まる話が続いた。約50分間の講義が終ると、高麗神社へ向かう。あくまでも歴史ウオーク。最後まで歩く。

須田先生の話を熱心に聞き入った

公民館前で記念写真

 

 

 

 

 

 

 

 

聖天院では高麗王廟に立ち寄り、高麗神社へ。高麗神社では、神社学芸員の横田さんが高麗神社と高麗家住宅を案内。横田さんは、天皇皇后両陛下に説明をした人。その時のエピソードも交えて解説してくれた。高麗神社へ何度も訪れた人も、ガイドしてもらう機会はなかなかないのでは?今回参加した皆さんラッキーでしたよ!

神社境内では、夕方からイベント「こまフェス」が始まっていた。皆さんお酒を飲んだり、ステージを楽しんだりと、思い思いに疲れを癒していた。高麗神社で解散とし、高麗川駅まではシャトルバスを利用した。

 

第4回高麗のふるさと歴史ウオーク・ガイドマップはこちら↓

 

 

 

 

 

 

ガイドマップは、下記協賛企業様にございます。

ガイドマップご希望の方は、メール・電話でご連絡ください。お送りいたします。

ご支援いただいた協賛企業各社様

 

主催:一般社団法人高麗1300、日本高麗浪漫学会

後援:埼玉県西部地域振興センター、日高市、日高市教育委員会、日高市観光協会、日高市商工会、高麗神社

協賛:やきとりひびき、備前屋、飯能信用金庫、はし本、長澤酒造、住協建設、JAいるま野、埼玉開発、コカ・コーラボトラーズジャパン、栗こま娘本舗 亀屋

協力:日高市教育委員会、高麗王・若光ウオーク実行委員会

 

 

 

<第5回歴史ウオーク開催のお知らせ(予告)>

次回(第5回)は、10月20日(土)に開催します。高麗郡上総郷(かむつふさごう)だった飯能市の高麗郡関連遺跡(堂ノ根、張摩久保遺跡など)を訪ねます。ご案内は、9月からとなります。ぜひご参加ください。