【受講者募集中】2025年度 高麗郡歴史講座 今年も開講します!

【受講者募集中】2025年度 高麗郡歴史講座 今年も開講します!

  2025年度 日本高麗浪漫学会

高麗郡歴史講座

 高麗1300・日本高麗浪漫学会では、高麗郡建郡に関する研究を中心に、百済郡や新羅郡などを含め、更には古代東アジアの渡来文化研究をテーマに広く活動を続けております。

 今年度も、『高麗郡歴史講座』全3講座を開講します。日本高麗浪漫学会講師陣に加えて、外部からも講師をお招きしています。テーマは、奈良の都と武蔵国を結ぶ古代道路「東山道武蔵路」、古代の食卓にみる「土師器・須恵器」、遺跡が語る「自然災害や信仰」、古代の人々の「生活の様子や女性像」、高麗福信ゆかりの人物「阿倍内親王」・「道鏡」と、多岐にわたります。いずれも、高麗郡と直接的、間接的に関わる奈良・平安時代の内容です。講師の先生と距離が近く、講演会とは一味違った充実した時間を過ごしてみませんか?

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日  程: 7月講座 19日(土)・26日(土)
      9月講座  6日(土)・13日(土)
      10月講座 4日(土)・11日(土)

会  場: 高麗神社 参集殿2階大広間(埼玉県日高市新堀833)
時  間: 13:30~15:30
募集人数: 各講座40人(事前申込み・先着順)
      ※定員になりしだい締め切ります。
受 講 料: 一講座につき 会員1,000円/一般2,000円(資料代等)
      ※各講座初日に受付にてお支払いください

申込方法: E-mailまたは電話、FAXで、受講希望講座名(〇月講座)、氏名、住所、電話番号をお知らせください。なお、電話は不在の場合があります。複数講座を同時にお申込み(全3講座申込みなど)も可能です。

※当会へ入会されますと、会員価格で受講できます。歴史に興味のある方でしたら、どなたでも入会できます。受講日に入会受付します。
詳しくは、当ホームページの「会員募集」ページをご覧ください。http://komagun.jp/member

お願い:事前に申し込んだ講座を、やむを得ずキャンセル・欠席される場合は、事務局までご連絡ください。

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<講座内容>

❼月講座

  古代武蔵国の様子

 前:19日(土) 古代武蔵国の幹線道路
                   ―東山道武蔵路について―

           後:26日(土) 古代の食卓事情
                    ―土師器と須恵器の世界―

講師:根本 靖 先生(元所沢市埋蔵文化財調査センター所長)

<前> 古代武蔵国内には中央を縦貫するように古代官道である「東山道武蔵路」が存在しました。この道路は中央(奈良・京都)から武蔵国府へと至る重要な道(官道)でした。では、実際に武蔵国の幹線道路であった「東山道武蔵路」とはどんな道路だったのか。いつまで存在したのか。ほかの道路との違いは。そんな疑問を含めて、発掘調査で明らかになったことを丁寧に解説します。
<後> 現在は様々な素材で作られた食器が食卓を賑わせ、鍋や釜など煮炊き用具も種類豊富である。では、古代の人たちはどんな食器や煮炊き用具を使用していたのでしょうか。そんな食卓に並ぶ食器は発掘調査で遺物として出土しています。奈良から平安時代初め頃の時代にこの辺の人々が使っていた土師器と須恵器から当時の生活の一端を伺い知ることにしましょう。

❾月講座

  古代高麗郡の時代

前:6日(土) 自然環境と災害の視点から

          後:13日(土) 生業と装身具の視点から

講師:井上尚明先生(立正大学非常勤講師)

<前>古代高麗郡が存在した時代、日本列島の環境や発生した自然災害を紹介し、発掘調査などで確認された災害の痕跡などから、古代の人々にどのような影響があったのかを考えます。また、国分寺のような国家的な寺院などと異なる、地域社会の宗教的な遺構や遺物をとりあげて、当時の信仰や祈りの対象などを紹介します。
<後>古代高麗郡をはじめとした武蔵国などの東国社会における、古代の生産や生業を遺跡や遺構・出土遺物から考え、どのような景観が広がっていたのか、古代人はどのような生活をしていたのかを紹介します。また、古代の服装や髪型については不明な点が多く、特に女性像は描きにくいが、国内だけではなく中国西域の髪飾りや髪型を絵画資料や出土遺物などを含めて紹介し、古代高麗郡の女性像を想定してみましょう。

➓月講座 <高麗郡偉人伝・連携企画>

  高麗福信ゆかりの人物

前:4日(土) 阿倍内親王

          後:11日(土) 道鏡

講師:赤木隆幸先生(日本高麗浪漫学会研究員)

奈良の都で従三位まで昇進した高麗郡出身の高麗福信ですが、その事績についてはよくわかっていません。そこで、福信との関わりが深かった阿倍内親王と道鏡に関する史料を読んで、福信が活躍した時代や政治状況を理解するとともに、福信がどのような立場にあったのかを探ってみましょう。

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多くの皆様のご参加をお待ちしております!

主 催:高麗1300・日本高麗浪漫学会
後 援:日高市教育委員会
協 力:高麗神社

申込み・問合せ先: 高麗1300事務局
       E-mail:info@komagun.jp
       電話:042-978-7432(不在の場合あり)