歴史講座「高麗郡建郡1300年」  川越市南公民館主催

歴史講座「高麗郡建郡1300年」  川越市南公民館主催

歴史講座「高麗郡建郡1300年」

川越市南公民館で、高麗浪漫学会協力で、歴史講座「高麗郡建郡1300年」 全3回が行われました。
講師は全員、高麗浪漫学会のメンバーでした。

川越市南公民館は、昨年平成27年にオープンした「ウェスタ川越」の1階にある施設で、定員100名のこの講座は受付開始2日で一杯になる大人気の講座となりました。

第1回  1月31日(日)  13:30~15:30   講師:高麗文康 氏

第2回  2月 6日(土)  13:30~15:30   講師:加藤恭朗 氏

第3回  2月13日(土)  13:30~15:30   講師:高橋一夫 氏

川越南公民館歴史講座20160131ー2 (640x427)第1回の高麗神社宮司の高麗文康氏は、高麗郡建郡の時代の朝鮮半島、日本の状況をわかり易く説明し、その後の高麗郡の状況を、高麗王若光と高麗福信の話を冗談を交え語った。

 

 

 

 

 

川越南公民館歴史講座20160206 (640x427)第2回の坂戸市歴史民俗資料館長の加藤恭朗氏は、南比企窯跡群でつくられた瓦が坂戸市の勝呂廃寺の創建瓦として使われた事実などから、高麗郡建郡当時の状況を説明した。東山道武蔵道や若葉台遺跡の発掘調査から高麗郡建郡当時の人が住んでいた可能性を示唆した。

 

 

 

 

川越南公民館歴史講座20160213 (640x430)第3回の高麗浪漫学会会長の高橋一夫氏は、高麗郡建郡の目的を説明する複数の考え方の紹介や、自らが発掘した女影廃寺からわかる歴史的考察を話した。女影廃寺から出土した瓦の形から、同じ木型で作った瓦が類推できることなどを説明、瓦の考古学的な価値が再認識させられた。