つなごう高麗郡1400年へ

高麗1300について

 

 

高麗1300(設立:2021年3月27日)

 

高麗1300は、高麗郡建郡1300年記念事業委員会、一般社団法人高麗1300の理念を引き継ぎ、事業を行っています。

 

目的は・・・

高麗郡建郡1300年記念事業を契機に始まった、高麗郡の歴史探求や渡来文化研究の成果を継承し、それをもとに、より発展的に活動を行い、生涯学習の高揚、学術研究の発展、地域振興や国際交流、世界の平和に寄与することを目的とする。

事業は・・・

前条の目的を達成するために次の事業を実施する。

 ⑴ 高麗郡および関連地域の歴史や文化を学ぶための事業

 ⑵ 高麗郡および関連地域の歴史や文化を広く紹介するための事業

 ⑶ 古代渡来文化研究の発展に寄与し顕彰するための事業

 ⑷ 高麗郡の歴史遺産を次世代に伝えるための事業

 ⑸ その他前条の目的を達成するために必要な事業

 

一般社団法人高麗1300 (設立:2015年4月1日)

目的は・・・

高麗郡建郡以来、およそ1300年にわたり先人が築いてきた歴史や文化に感謝するとともに、それを未来へつなぐ礎とし、旧高麗郡とその隣接する市町(8市3町)、及び関連地域の広域観光、文化交流、国際交流を中心に地域の振興と活性化に取り組んでいくことを目的とする。

 

事業は・・・

① 8市3町の観光資源を掘り起こし、それらをつなぐ「広域観光」の振興を図るための事業

② 地域の「歴史研究」を通して先人の功績、産業、文化、郷土史を知り、それを発信することで、地域をつなぎ、その成果を地域づくりに役立てる事業

③ 8市3町及び関連地域の「人々の交流」を促進する機会や共同作業の場を創り、人と人、地域と地域、国と国をつなぐ地域間交流・国際交流事業

④ 地場産業や地場産物に光をあて、それらをつなぐネットワークを構築し、「地域産業」の活性化を図る事業

⑤ 地域に残る「自然や文化」を再認識し、その魅力を未来につなぐ事業

⑥ 先人の開拓者精神を学び、「1400年の未来への希望」をつなぐ地域社会貢献事業

⑦ その他この法人の目的を達成するために必要な事業

 

高麗郡建郡1300年記念事業委員会設立にあたっての理念(設立:2011年6月27日)

前文

元正天皇の霊亀2年(716年)春、武蔵国に高麗郡が置かれた。日本史上初の都城制の都である藤原京への遷都から22年、平城京遷都から6年後のことであった。

高麗郡建郡を遡ること約100年。数世紀ぶりに中原を統一した隋の出現と滅亡、続いて中原を制した唐の建国といった一連の歴史的事象は、東アジア各国に多くの影響をもたらした。それに続き朝鮮半島で長く覇を競っていた百済、高句麗が相次いで滅亡するや、動乱の波は我が国に新たな存立の基盤を整える必要を迫った。

律令制の導入は、我が国の新たな基盤を築くものであった。この導入と定着に、先人たちは血のにじむ努力をした。そして東アジアの動乱により我が国に居を定めた渡来人たちも、ともに新たな国造りに取り組み、我々の先人となったのである。

高麗郡の建郡は、こうした一連の歴史的事象の中から紡ぎだされた東国古代史のエポックメーキングである。我々は高麗郡建郡に際し当地に入植した1799人の名もなき高麗人を始め、当地方の発展に寄与したすべての先人への感謝を捧げ、未来にわたる当地の発展と世界平和を願い本事業に取り組むものである。

※エポックメーキング・・・ある事柄が、その分野に新時代をもたらすほど意義を持っている様

目的

高麗郡建郡1300年記念事業委員会(以下本委員会とする)は「高麗郡建郡1300年記念事業(以下本事業とする)」実施の目的を以下の通り定める。

  1. 世界に向けて、平和、友好、交流のメッセージを発信し、平和的かつ友好的な国際交流を促進する。
  2. 旧高麗郡域および周辺、関連地域との連携・交流を深める。
  3. 当地の発展に寄与したすべての先人へ感謝を捧げ、未来にわたりより良い地域と社会を構築する。

時空に関する基本的な考え方

高麗郡建郡1300年記念事業(以下本事業とする)を遂行するに当たり、目的を達成のため必要な時空に対する考えを以下に示す。

  1. 本事業は旧高麗郡全域で行う奉祝記念事業であるとともに、歴史的、今日的つながりを有する関連地域関係各国の有志とともに遂行する事業である。
  2. 「1300年」とは、本事業の契機となった高麗郡建郡よりの大まかな歳月を表す事業名の一部である。従って、本事業は「1300年前」を前後するあらゆる時点を無視するものではない。

事業コンセプト

  1. 歴史は資産である
    我々は当地方が有する歴史を理解し、その資産価値を最大限に生かす事業を展開する。
  2. 自治体、国家の枠を超える
    我々は自治体、国家のさらなる発展の為、地域間連携を重視し交流を重ねる。
  3. 特定の団体による思想信条に与しない
    我々は事業の場を特定の団体の思想信条の発露の場として利用させない。