【高麗郡情報】「渡来人と寺・道」第4回総会・記念講演会 積石塚・渡来人研究会 12/8(土)

【高麗郡情報】「渡来人と寺・道」第4回総会・記念講演会 積石塚・渡来人研究会 12/8(土)

積石塚・渡来人研究会

第4回総会・記念講演会 『渡来人と寺・道』

―ヒト・モノ・情報の行き交う歴史空間-

 

積石塚・渡来人研究会からのお知らせです
 積石塚・渡来人研究会では、毎年12月の総会に合わせ、各年度の研究テーマに因んだ記念講演会(シンポジウム)を開催してきました。古代史・考古学研究の各分野で活躍されている研究者をお招きして、従前の研究史をふまえつつ、最新の研究成果に学び、テーマをさらに深化・発展させることを目指しています。
 第4回(本会創立3周年)を迎える今年度のテーマを「渡来人と寺・道-ヒト・モノ・情報の交差する歴史空間-」として、以下の3人の先生方からお話をしていただき、相互討論で各テーマを掘り下げ、共通理解を深めたいと考えています。

 

日時: 2018年12月8日(土) 13:00~17:00(開場12:30)

会場: 帝京大学文化財研究所 大ホール

参加費:500円(資料代等)・申込不要(当日直接会場へ)

協力:山梨県考古学協会/帝京大学文化財研究所

後援:山梨県立博物館/山梨県立考古博物館

問合せ:積石塚・渡来人研究会事務局 080-6724-7311(原)

 

<内容>

記念講演:「景観的見地からみた山国の寺々」

講師:梶原義実氏(名古屋大学大学院人文学研究科准教授)

甲信飛騨地域を中心に、古代寺院の立地と周辺環境を検討し、山国における寺院造営の背景およびその地域的特質について明らかにされます。さらに、地域の開発と諸産業との関係、伝統的信仰との関係なども含めてお話いただきます。

報告1:「古代地方寺院の特質 -『郡寺』と定額寺-」

講師:荒井秀規氏(藤沢市郷土歴史課学芸員)

白鳳期以降、日本各地に数多く建立され、「郡寺」とも呼ばれる地方寺院について、郡・郡家・郡司層との関係はいかなるものか、国・国衙・国司との関係性などについて、国分寺や定額寺の制度の展開のなかに位置づけてお話していただきます。

 

報告2:「天狗沢瓦窯の系譜 ~瓦・窯の比較考察と寺院の立地・構造論~」

講師:櫛原功一氏(帝京大学文化財研究所研究員)

衣川廃寺(近江)―寿楽寺廃寺(飛騨)―明科廃寺(信濃)―天狗沢瓦窯(甲斐)と東山道を西から東へと結ぶ道に沿って同系統の白鳳期の瓦が分布することに着目し、天狗沢瓦窯から出土した甲斐国最古の瓦の系譜性を明らかにしていただきます。

相互討論    <コーディネーター>末 木健氏(山梨県考古学協会会長)

<パネリスト:文献史の立場から>

原正人氏(駿台甲府高等学校教諭)

 

開催チラシ(PDF)はこちら・・・第4回総会記念講演会チラシ