[報 告] 高麗郡建郡前後の開拓に思いを馳せる 第7回高麗のふるさと歴史ウオーク

[報 告] 高麗郡建郡前後の開拓に思いを馳せる 第7回高麗のふるさと歴史ウオーク

去る6月8日(土)、第7回高麗のふるさと歴史ウオークを開催しました。JR武蔵高萩駅(あさひ口)に集合、小畔川を遡り高麗郷の風景を楽しみながら遺跡を訪ねました。

新緑の日高市総合公園を歩く

歩くペースは思い思いに

 

 

 

 

 

 

 

 

まずは、圏央道工事の際に発掘された「光山・上猿ケ谷戸遺跡」。高麗郡建郡の少し前から建郡直後までの遺跡で、建郡のため集落と考えられています。

小畔川最初の遺跡「光山・上猿ケ谷戸遺跡」

小畔川を上る。幟は「高麗王・若光ウオーク」

 

 

 

 

 

 

 

 

そこから小畔川を上ると、武蔵高萩駅前区画整理開発で発掘された「拾石・王神・堀ノ内遺跡」に。小畔川に向かってながらかな傾斜の地形で、役人に関する遺物が見つかていることから、高麗郡家(郡役所)があったのではないかと考えられています。

浪漫学会の赤木理事が解説

小畔川両岸に古代集落が広がっていた?

 

 

 

 

 

 

 

 

さらに上流へ進み続いて訪ねたのは「大黒ケ谷戸遺跡」「稲荷遺跡」。数件の住居跡が発掘され、馬の歯や墨書土器が見つかっています。

山羊!?

長閑な里の風景。高麗人も見ていたのだろか?

 

 

 

 

 

 

 

 

小畔川から支流の「四反田堀」を上り、日高市生涯学習センターで昼食タイム。

生涯学習センターの庭で一休み

昼食を終えてセンターを後に。四反田堀を上る

 

 

 

 

 

 

 

 

午後、更に「四反田堀」を上ると、「常木久保遺跡」に。高麗川駅西口の区画整理や飯能寄居県道バイパス建設に伴う発掘調査で住居跡や井戸などが見つかりました。ここでは、日高市教育委員会生涯学習課文化財担当の松本さんに現地で解説していただきました。奈良・平安時代の集落が見つかっています。今では住宅地やバイパスになっているので、当時の様子をうかがい知ることはできませんが、松本さんの説明に参加者の皆さんは古に思いを巡らせていた様子でした。

区画整理地内の公園にて

教育委員会松本さん(左)が現地解説

 

 

 

 

 

 

 

 

一行は、高麗人たちの聖地ともいえる、聖天院と高麗神社に。このころになると、日差しも出てきて青空に。日本高麗浪漫学会赤木理事がそれぞれの歴史について文献を読みとき解りやすく解説しました。

 

道端の花に癒されて

聖天院の正面へ向かう。右へ行くとは高麗神社

荘厳な聖天院へ向かう。正面から見ると圧巻!

日本高麗浪漫学会赤木理事が解説

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高麗郡建郡(高麗王若光)記念碑前で

赤木理事の文献から読み解く高麗郡歴史解説。

 

 

 

 

 

 

 

参加した皆さんは熱心に聞き入って

 

皆さんお疲れさまでした。天気が心配されていましたが、雨に降られず、暑すぎず、そして何よりもケガなく最後まで歩くことができました。次回は、10月26日(土)を予定しておりますので、皆様のご参加をお待ちしております。

<第8回高麗のふるさと歴史ウオーク・予定>

日 時: 10月26日(土) 9:00~15:00
コース: 西武線「飯能駅」~飯能市立博物館~入間川を上り原市場地区の遺跡を巡ります

帰りは、原市場から路線バスで飯能駅へ戻ります。

テーマ: 高麗人たちによる高麗郡の開拓 平地から山間地へ

詳細が決まり次第、ホームページ、チラシ等でご案内いたします。