【叢書発刊のご案内】シリーズ3作目を発刊! 日本高麗浪漫学会監修「古代渡来文化研究3 渡来・帰化・建郡と古代日本 新羅人と高麗人」
この度、古代渡来文化研究シリーズの3作目を発刊しました。今回は、新羅人に焦点をあてて、新羅郡と高麗郡の建郡の背景の違いや、日本と新羅の関係の変遷などから議論を深めています。今回も、第一線で活躍する多くの研究者の皆様に寄稿いただき、発刊することができました。
日本高麗浪漫学会では、古代渡来文化に関する講演会やシンポジウムを実施し、さらに国内外の優れた渡来文化研究に対し大賞を授与するなどの活動を行っています。また研究成果を広く周知し活用できるように「古代渡来文化研究」に関する叢書の刊行も行っています。
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古代渡来文化研究3
渡来・帰化・建郡と古代日本
新羅人と高麗人
日本高麗浪漫学会 監修 須田 勉・高橋一夫 編
2023年5月25日第1刷発行 高志書院
定価 6,500円(税別)
会員特別価格 6,000円(税込)
第1部・・・新羅郡は、758年に、今の志木市、朝霞市、新座市、和光市一帯に建郡されました。また高麗郡は、716年に、日高市、飯能市を中心に建郡されています。その二つの建郡ついて性格の違いについてなど論じています。当時の日本とそれぞれの国との関係が大きく影響していたことがわかります。
第2部・・・古代日本と新羅人(渡来人)との関わりについて、近江や東国の事例から論じています。特に地方での新羅人の活躍がめざましく、両国が比較的良好な関係であったことがよくわかります。
第3部・・・藤原仲麻呂政権下での新羅(渡来人)に対するさまざまな施策から、当時の日本と新羅との関係について論じています。敵対的な関係へと変遷した中での新羅郡建郡など、興味が尽きません
新羅と高句麗、新羅郡と高麗郡を比較検討するうえで指針となる大変貴重な内容です。13本の論文により構成。(A5判・280ページ)
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<目 次>
発刊にあたって・・・大野松茂
はじめに・・・高橋一夫
第1部 新羅人と高麗人の郡を置く
〇新羅人の渡来・・・田中史生
〇武蔵国の高麗郡と新羅郡・・・荒井秀規
〇新羅郡と高麗郡の建郡を考える・・・加藤恭朗
第2部 古代日本と新羅 仲麻呂以前
〇古代近江の渡来系氏族が造った古墳と寺院・・・小笠原好彦
〇近江の高句麗・新羅系渡来人・・・大橋信弥
〇茨田堤築造と新羅系渡来人・・・赤城隆幸
〇下野薬師寺の造営と新羅芬皇寺・・・須田 勉
〇那須国造碑の建立と国家施策の展開・・・眞保昌弘
〇古代下毛野における渡来文化・・・山口耕一
第3部 仲麻呂と新羅
〇藤原仲麻呂政権と武蔵国新羅郡の建郡・・・柿沼亮介
〇武蔵国新羅郡の人・沙羅真熊に関する一考察・・・宮瀧交二
〇新羅郡の遺跡・・・鈴木一郎
〇新羅侵攻計画と多賀城跡第Ⅱ期造営・・・柳澤和明
あとがき・・・須田 勉
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シリーズ1・2も 絶賛販売中
古代渡来文化研究1
古代高麗郡の建郡と東アジア
日本高麗浪漫学会 監修 高橋一夫・須田勉 編
2018年5月25日第1刷発行 高志書院
定価 6,000円(税別)
会員特別価格 5,500円(税込)
古代渡来文化研究2
古代日本と渡来系移民
百済郡と高麗郡の成立
日本高麗浪漫学会 監修 須田勉・荒井秀規 編
2021年3月15日第1刷発行 高志書院
定価 6,000円(税別)
会員特別価格 5,500円(税込)
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今後の発刊予定
古代渡来文化研究4
(仮)古代渤海と高麗郡の成立
★日本高麗浪漫学会」結成10周年記念★
古代渡来文化研究5
(仮)古代高麗郡の建郡と在地社会
古代渡来文化研究者の皆様にご協力をいただき、順次発刊して参ります。
書籍の販売について
当会主催の講演会・シンポジウム会場で販売(割引価格)いたします。
高麗1300会員(法人・個人)の皆様へ
当会事務局にて会員割引価格にて販売しております。事務局までご連絡ください。
一般の皆様へ
発行元「高志書院」のホームページ<http://www.koshi-s.jp/>よりご注文いただけます。また、お近くの書店でもご注文可能です。その際「地方・小出版流通センター取扱い品」と言っていただくと確実です。(書店に届くまで2~3週間かかる場合があります。)
当書籍についてのお問い合わせは、高麗1300事務局へ(お問い合わせフォームをご利用ください)。