高麗郡の可能性探る・県観光課長を招き出前講座

高麗郡の可能性探る・県観光課長を招き出前講座

高麗郡の可能性を探る

稲葉県観光課長を招き出前講座 地元事業者ら25名が参加

観光の基礎から現状までを勉強しようと、高麗郡観光勉強会が3月22日、高麗神社で開催されました。講師は「埼玉『超(ちょ〜)』観光立県宣言」をはじめ、アニメツーリズム、ご当地キャラ、ご当地B級グルメなどユニークな県の施策の仕掛け人として知られる県観光課長の稲葉尚子さん。「県内観光の現状と高麗郡の可能性」をテーマに2時間にわたり語っていただきました。
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[ 講演する稲葉県観光課長 ]

講演会場には、日高市内の事業者をはじめ、飯能市、鶴ヶ島市からも参加者があり、合計で25名が出席しました。

まず、2012年度から2016年度に計画されている「おもてなし日本一の埼玉県観光づくり基本計画」について説明がありました。埼玉県は観光客数そのものは全国でもトップレベルであるのに、宿泊の割合が少なく、観光客ひとりあたりの消費額が少ない現状を解説。今後、新たな視点での観光資源の開発が求められていることなどを話しました。その中で、観光は経済につながらなくてはいけないこと、すべてに観光の視点を取り入れて発想していくことの重要性などが挙げられました。サイクリングとグルメを組み合わせたり、アニメによる地域おこし、企業とのコラボによる観光誘致などの具体例の説明もありました。
参加者からは、外国人観光客の誘致や観光拠点施設の必要性、補助金の活用法などについて熱心な質問がありました。

講演後、稲葉課長は「高麗郡にはさまざま可能性があるので、ぜひがんばって地域からいろいろな動きをしてほしいですね」と話していました。

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[ 熱心に講演を聞く参加者ら ]