歴史ロマン小説「高麗王若光物語」を出版

歴史ロマン小説「高麗王若光物語」を出版

高麗郡の創設者・若光の波乱に満ちた生涯描く

「陽光の剣―高麗王若光物語」60代目の子孫が歴史ロマン小説を出版

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霊亀2年(716年)、日高市と飯能市を中心とした県西部に高麗郡が設置されました。奈良に平城京ができ、日本の国の仕組みが整いつつあったころです。高麗郡の初代郡司に 任命されたのが、高句麗の王族とされる若光です。しかし若光の生涯に関する記録はほとんど残っていません。

そこで記念事業委員会では、若光の直系60代目の子孫で高麗神社宮司の高麗文康さん にお願いし、その生涯を小説「陽光の剣―高麗王若光物語」として書き上げていただきました。高麗さんは古代史に詳しく当時の資料をもとにした上で、およそ 1 年がかりでエンターテイメント色豊かな歴史ロマン小説に仕上げました。大冒険あり、ラブロマンスありと子どもから大人まで楽しめる内容になっています。今後、記念事業委員会では映像化も 検討していきます。

高麗さんは「この本が、さまざまな年代の方が地域に関心を持つきっかけになればと願っています。とくに子どもたちには、長い歴史の上に自分たちが生きていることを知ってほしいですね」と話しています。

〈あらすじ〉

時は7世紀後半。朝鮮半島の大国・高句麗の若き王族・玄武若光は戦乱の世に生まれた。
若光は人並みはずれた武芸と仲間たちの協力を得て、めきめきと頭角をあらわしていく。 幾多の試練や冒険を経て成長した若光は、祖国を救うため、ついには海を越えて倭(当時 の日本)へとやって来る。しかし若光の願いむなしく高句麗は滅亡。失意を乗り越えた若 光は、未来の子孫の平和と幸せを願い、東国に新天地を築こうと決意する。

タイトル
「陽光の剣―高麗王若光物語」
著者
高麗文康(こま・ふみやす)
1966年生まれ。高麗王若光の60代目子孫、高麗神社宮司
企画
高麗郡建郡1300年記念事業委員会
発行所
幹書房
発行日
2013年(平成25年)3月22日
体裁
四六判・ハードカバー、312ページ
定価
1,500円(税別)

※お近くの書店でご注文できるほか、高麗神社、amazon などでも購入出来ます。