高麗神社境内に「高麗郡建郡記念碑」建立される

高麗神社境内に「高麗郡建郡記念碑」建立される

4月23日㈯、高麗神社で、「高麗郡建郡1300年高麗王若光記念碑建立式典が盛大に催されました。既に新聞各紙などでご存知の方も多いと思いますが、除幕式、式典は憲仁親王妃久子殿下をお招きし、厳かに執り行われました。また、馳文部科学大臣、柳韓国駐日大使なども列席され、250人の招かれた皆様と共に建立を祝いました。

 

記念碑は、高麗神社境内「二の鳥居」手前右奥に設置され、縦横2メートルほどの石には、

続日本紀の文面が記されています。

WEB

石碑は大きなチャンスンの先、二の鳥居の手前右奥

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高麗若光の会で建立した高麗郡建郡記念石碑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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記念碑の裏には若光の会をはじめこの石碑を建立するにあたり貢献された皆様の名前が記されています。

この石碑を設置したのは、高麗若光の会です。若光の会は、埼玉県を中心に歴史愛好家たちが集まり、高麗神社と高麗郡の歴史に感銘を受けて、その歴史と文化を研究・保存しようと、2010年6月に結成されました。また、建立式典は、若光の会が主催し、高麗神社、(一社)高麗1300、日高市が協力しています。

石は、根府川石(小田原)で、自然形状の鏡面仕上げ横幅2000mm、高さ1400mm、厚さ200mmです。

 

 

 

 

 

DSCF6227 (640x480)ざっと以下のことが書かれています。

1、従五位下の高麗若光に「王」の姓を賜う ⇒ 高麗王若光(こまのこきしじゃっこう)の誕生

2、駿河、甲斐、相模、上総、下総、常陸、下野の七国から高麗人1799人を武蔵野国へ遷し高麗郡を置いた ⇒ 高麗郡の誕生

これは、1300年前の716年(霊亀2年)に高麗郡が誕生したまさにそのことが書かれており、これがこの地の歴史的始まりを意味しています。そして、100年後の建郡1400年、いやもっともっと未来の人たちへとこの地の歴史を語り続けていってくれることでしょう。

高麗神社へ参拝の際には、ぜひこの石碑をご覧になって、1300年前に想いを馳せてみてはいかがですか?