【お知らせ】待望の高麗郡関連学術書がついに出版!『古代高麗郡の建郡と東アジア』

【お知らせ】待望の高麗郡関連学術書がついに出版!『古代高麗郡の建郡と東アジア』

このほど古代高麗郡の関連書籍が出版されました。これまで日本高麗浪漫学会(前身の高麗浪漫学会含む)では、古代高麗郡や東アジアに関する講演やシンポジウムを開催してきました。その間、講演内容の書籍を出してほしいとの要望が多数寄せられておりました。会では、古代高麗郡関連で初の学術書となる書籍の出版を目指し、講演記録ではなく先生方に講演テーマに沿って改めて原稿を書き起こしていただきました。大変お忙しい中執筆いただきました先生方に厚く御礼申し上げます。ご希望の方は、出版元「高志書院(こししょいん)」へご連絡ください。なお、アマゾンでも購入できます。

 

★ 新刊本案内2018年5月25日発行 

古代高麗郡建郡東アジア

高橋一夫・須田勉編/日本高麗浪漫学会監修           古代渡来文化研究 1

ISBN978-4-86215-179-7 A5・上製・264頁/定価:本体6,000円

「駿河・甲斐・相模・上総・下総・常陸・下野の七国の高麗人一七九九人を以て武蔵国に遷し、高麗郡を置く」(『続日本紀』)。今から1300年ほど前に起きた高麗人による建郡には、どのような歴史的な意義あるのだろうか。いったいこのとき、何があったのか? 東アジア全体を見通しながら、現地の発掘調査に拠りながら、なぞの解明にたち向かう。

目  次

発刊にあたって………………………………………大野松茂(高麗1300理事長)
序………………………………………………………高橋一夫(埼玉考古学会会長)

第1部 高麗氏と建郡

高麗福信と武蔵国……………………………………中村順昭(日本大学文理学部教授)
肖奈行文と高麗福信…………………………………加藤謙吉(放送大学兼任講師)
肖奈氏における高麗朝臣賜姓の歴史的背景………赤木隆幸(日本高麗浪漫学会理事)
相模国の若光伝承……………………………………荒井秀規(藤沢市役所郷土歴史課 学芸員)
武蔵国高麗郡と武蔵国造……………………………鈴木正信(文部科学省教科書調査官)
唐・新羅戦争前後の新羅と倭国……………………中野高行(東京農業大学第三高等学校教諭)
東アジアからみた高麗郡建郡………………………柿沼亮介(早稲田大学高等学院教諭)
日本列島出土初期高句麗系馬具について…………諫早直人(京都府立大学文学部准教授)

第2部 高麗郡と古代寺院

高麗建郡と女影廃寺…………………………………高橋一夫(埼玉考古学会会長)
高麗郡の古代寺院について…………………………加藤恭朗(坂戸市教育委員会)
遺跡から見る古代高麗郡……………………………中平 薫(日高市教育委員会)
高麗郡建郡と東金子窯………………………………富元久美子(埼玉県飯能市教育委員会)
武蔵高麗寺と朝鮮半島の国名を冠する古代寺院…須田 勉(元国士舘大学教授)

お求めは下記出版社へ

高志書院(こししょいん)
〒101-0051 千代田区神田神保町2-18
電話:03-5275-5591
※アマゾンでも購入できます