【高麗郡情報】渡来人がもたらした技術をテーマに山梨県で講演会開催 2/23(日・祝)

【高麗郡情報】渡来人がもたらした技術をテーマに山梨県で講演会開催 2/23(日・祝)

積石塚・渡来人研究会 第5回総会・記念講演会

渡来人と諸技術 -6・7世紀における技術革新の諸相ー

 

記念講演「渡来人がもたらした技術とその拡散 ~屯倉との関わりを中心に~」

講師:菱田哲郎(ひしだてつお)氏(京都府立大学教授、副学長)

2020年2月23日(日・祝)

 積石塚・渡来人研究会は発足から4年余が経ち、研究発表や遺跡見学会などさまざまな活動を積み重ねて参りました。本会の年度の活動総括の場としての総会・記念講演会(公開シンポジウム)も第5回の節目をむかえました。今回のシンポジウムでは、「渡来人と諸技術―6・7世紀における技術革新の諸相―」のテーマの下、3本の講演・報告と相互討論を行います。
記念講演の菱田哲郎氏は、今回のテーマに関する考古的研究の第一人者です。日本列島全体、とくに西日本における渡来人の活動の痕跡を足がかりに、彼らのもたらした技術やその伝播・拡散の様相を、古墳時代後期に各地に置かれた屯倉を核とする地域開発との関係でお話していただきます。続く、北澤宏明・末木健両氏の報告は、近年、考古学的調査による新発見、または再検証によって注目を集めている塩部遺跡(甲府市)や平林2号墳(笛吹市)などの出土遺物(金銅製品・紡織など)と渡来系技術について、最新の研究成果を発表していただきます。
いずれも、重要な研究テーマとして最近、全国各地で取り上げられることの多い「渡来人と諸技術」の体系とそのネットワークなどについて、今後も研究を深めていくうえでの大きな出発点となるシンポジウムにしたいと考えています。下記および添付のチラシをご覧いただき、多数お誘い合わせのうえご参加ください。

 

第5回総会・記念講演会 「渡来人と諸技術—6・7世紀における技術革新の諸相―」

日時 令和2年2月23日(日・祝) 13:00~17:00(会場は12:30~)
場所 帝京大学文化財研究所 大ホール(山梨県笛吹市石和町四日市場1566-2)

記念講演 菱田哲郎氏「渡来人がもたらした技術とその拡散~屯倉との関わりを中心に~」
報告① 北澤宏明氏「金属製品にみる技術と装飾 ~笛吹市平林2号墳出土品を中心に~」
報告② 末木健氏「古代甲斐の紡織~麻布と絹布の技術~」
相互討論 コーディネーター:原正人氏
申込みは不要、資料代として500円頂きます。
お問い合わせ 積石塚・渡来人研究会事務局 事務局長:原(080-6724-7311)
set.ken.ymns@gmail.com

チラシ(PDF版)はこちらから・・・第5回総会記念講演会