【お知らせ】授賞式&ミニ講演会開催 5/20(土)  第5回渡来文化大賞 三賞が決定! 大賞は 大日方克己著『古代山陰と東アジア』(同成社)

【お知らせ】授賞式&ミニ講演会開催 5/20(土)  第5回渡来文化大賞 三賞が決定! 大賞は 大日方克己著『古代山陰と東アジア』(同成社)

<お知らせ>

第5回渡来文化大賞授賞式&ミニ講演会を、
            下記の日程で開催します。

日時:2023年5月20日(土) 14:00~16:30
             ※高麗1300総会後になります
会場:高麗神社 参集殿2階 大広間
       (埼玉県日高市新堀833)

参加資格:高麗1300会員および関係者
   ※お申し込みは、総会案内状同封の返信ハガキを
    お送りください。

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  日本高麗浪漫学会 高麗澄雄記念

『第5回渡来文化大賞』授賞者決定

 高麗1300と日本高麗浪漫学会は、日本高麗浪漫学会 高麗澄雄記念「第5回渡来文化大賞」(対象業績期間:2020年1月1日~2022年12月31日、締切り:2022年12月31日)への募集を広く実施したところ、多数の応募を頂戴しました。

 2023年3月2日、横浜市歴史博物館会議室において、渡来文化研究大賞並びに奨励賞、啓蒙賞の選考委員会(鈴木靖民委員長)を実施し、5人の選考委員の先生方に広角的専門的にご審議いただきましたところ、以下の選考結果となりました。
 今回より、渡来文化研究啓蒙賞を新設しました。広く一般に向け渡来文化について理解を深める著書などが対象となります。

 

選考委員会の様子(会場:横浜市歴史博物館会議室)

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<高麗1300会員の皆様へご案内>

 第5回渡来文化大賞・授賞式を、5月20日(土)に、高麗神社にて開催する予定です。準備が整い次第改めてご案内申し上げます。多くの皆様にご参加いただきますようお願い申し上げます。

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<渡来文化研究大賞(1件)>

 

第5回渡来文化研究大賞:大日方克己著『古代山陰と東アジア』

大日方克己著

『古代山陰と東アジア』同成社、2022年4月発行

≪授賞理由≫

 日本古代、9世紀前後の出雲国に来航した渤海国使節を中心にして、出雲、平安京の文人貴族、僧侶の関係・ネットワーク、唐の節度使、淄青平盧節度使、康志睦の動向、渤海の海商李延孝、その他、山陰、四天王信仰、浄土信仰などの境界性を実証的、体系的に論じる。従来の出雲研究と異なり、渤海との交流、関係に研究の対象を絞るのは、すこぶる貴重であり、神話や神祇信仰で注目されがちな研究史上から見ても、この先駆的業績は大いに注目に値する。

 細部に異論が出るかもしれないが、今後の研究を促すことが期待される。この論文集は渡来文化研究大賞に値するものである。

<渡来文化研究奨励賞(1件)>

第5回渡来文化研究奨励賞:植田喜兵成智著
『新羅・唐関係と百済・高句麗遺民~古代東アジア国際関係の変化と再編』

植田喜兵成智著

『新羅・唐関係と百済・高句麗遺民~古代東アジア国際関係の変化と再編』山川出版社、2022年3月発行

≪授賞理由≫

 7世紀後半~8世紀前半の新羅と唐の関係、百済と高句麗遺民の関係を論じて、古代東アジアの国際関係の変化と再編を詳細に解明する。主に唐代の墓誌を活用し、『三国史記』などには記されない唐と新羅の戦争、その信憑性、新羅・百済・高句麗の三国統一をめぐる郭行節墓誌などの羅唐戦争期の対唐意識、黒歯常之・俊親子の活動、在唐百済遺民の動員と唐の異民族兵士、在高句麗遺民の行動、武周~開元期の百済・高句麗遺民、安勝の高句麗王冊封、骨品制編入、遺民の流動化と再編成について、先端的で独自性に富む研究を提示する。朝鮮史の側からの画期的な研究史上の意義を有するとともに、日本の渡来文化研究と隣り合わせの東アジア史の注目されるべき研究である。渡来文化研究の奨励賞にふさわしい。

<渡来文化研究啓蒙賞(1件)>

第5回渡来文化研究啓蒙賞:鈴木一郎・宮瀧交二監修
『新羅郡の時代~朝霞市・志木市・新座市・和光市の古代遺跡をめぐる』

鈴木一郎・宮瀧交二監修

『新羅郡の時代~朝霞市・志木市・新座市・和光市の古代遺跡をめぐる』雄山閣、2022年1月発行

≪授賞理由≫

 2018年11月に開かれた、8世紀に移住した新羅人によって作られた武蔵国新羅郡について、関連する4市が最新の調査・研究をもとに各地の担当者が同郡の歴史的事態を探るシンポジウムの記録をもとにするもの。関心の強い新羅郡家の所在地は分からなかったが、地域市民を意識して、出土品をはじめ、伝承なども取り上げられ、今後の進展が期待される。渡来文化研究啓蒙賞にふさわしいものである。

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選考委員会の様子(3月2日・横浜市歴史博物館会議室)

渡来文化大賞の選考基準を確認しながら進められた
応募作品をひとつひとつ取り上げ、意見交換された

<選考委員会>

               酒井清治委員、李成市委員
         早乙女雅博副委員長、鈴木靖民委員長、佐藤信委員

~渡来文化大賞選考委員会委員(敬称略)~

 鈴木靖民(委員長):國學院大學名誉教授

 早乙女雅博(副委員長):東京大学名誉教授

 佐藤 信 :東京大学名誉教授・横浜市歴史博物館館長

 李 成市 :早稲田大学文学学術院教授

 酒井清治 :駒澤大學名誉教授

      令和5年3月25日

<主催>   高麗1300  会長 大野松茂

日本高麗浪漫会 会長 須田 勉