【新年のご挨拶】高麗郡を開拓した先人の労苦に感謝 そして地域が益々元気に
明けましておめでとうございます。
穏やかな新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年は高麗郡建郡1301年、新たなスタートにふさわしく様々な事業を展開することができました。皆様のご支援やご協力の賜と厚く御礼申し上げます。
2016年春から始まった「高麗郡建郡1300年記念誌」編集事業が大詰めを迎えた昨年夏、私たちに突然夢のようなお話が伝わってきました。「天皇皇后両陛下の日高市・高麗神社ご訪問」でした。そこでご訪問の際の宮内庁資料として記念誌をお使いいただきたいと考え、編集を急ピッチで進め9月12日に初版本を仕上げました。関係者の皆様にご理解とご協力をいただいた結果、翌日埼玉県から宮内庁にお届けいただきました。きっとお役に立てたものと自負しているところです。その後、両陛下ご訪問のお写真をグラビアにした最終本は10月19日奇しくも高麗神社例祭の日に出版となりました。皆様のご支援により何にも替えがたい『記念誌』が出来上がりました。
12月9日「高麗郡建郡1300年『記念誌』出版記念&感謝の集い」を川越氷川会館で開き『記念誌』お披露目とあわせて、高麗郡建郡1300年記念事業や関連事業にご尽力くださった皆様に「感謝状」をお贈りいたしました。多くの皆様のご支援があって盛大に開催できたものと改めて感じ入った次第です。谷ケ﨑日高市長様や小谷野狭山市長様など多くの来賓や関係者の皆様にご参会いただき記念事業を振り返りまた1400年に向けた希望を語り合っていただきました。
さて、今年は高麗郡建郡1302年、次世代へそして100年後につなげるためにも前へ進もうと決意新たに新年を迎えたところです。「公開歴史講演会」や「高麗郡歴史シンポジウム」は回を重ね毎回多くの歴史ファンにご参加いただいております。今年は新たに「中世講演会」も始まります。また、「渡来人の里フォーラム」は今年で15回目を迎え新たな展開へと入って参ります。そして「高麗王・若光ウオーク」や「高麗のふるさと歴史ウオーク」も定期開催へと定着させて参ります。さらに「研究論文顕彰制度」の発足や「高麗郡研究論文集」の発刊を日本高麗浪漫学会が中心となって進めております。
高麗郡建郡は、先月天皇陛下がお言葉のなかでお示しになられた大変稀有な歴史的意味を持っています。私たちはこの地を開拓し残してくださった先人の労苦に感謝を示しそして地域がますます元気になるように「歴史を土台にした地域づくり」活動をして参ります。
最後になりますが、皆様にとりまして、また日本、世界が穏やかな一年となりますようお祈りいたします。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
2018(平成30)年元旦
一般社団法人高麗1300
理事長 大野 松茂